2010年08月30日

イノベーションのジレンマ

「イノベーションのジレンマ」

名書と名高い「イノベーションのジレンマ」を読んだ。 大企業病の仕組みが分り易く解説されており一読に値する内容でした。


プログラマーという観点から現代に置き換えると、既存の技術(低レベル言語)はハイエンド処理にシフトして、『破壊的技術』であるスクリプト言語は低レベルな処理を席巻していっている現状が当てはまるのかと。 本書では

「顧客の需要を満たした時点で『破壊的技術』は上位部門に移行する」

とあるので、顧客(ユーザー)が求める速度でスクリプトが動くハードウェアが提供された時点でスクリプト言語はさらにハイエンド処理に適用されていくと思われる。 あんな遅い言語使えるかよと思われていたスクリプト系は今やサーバー系では覇権を取っているしね(ゲーム業界ではJavaでさえ「遅い!!!」と未だに感じてる)。

しかし、その過程で

「『破壊的技術』は、上位部門で競争できる高コスト体質になる」

とも記されている。これは、現状のスクリプト言語が「少人数開発」に軸足を置いているのを、いずれハイエンド処理に移行する際に、低級言語が持っているような特徴を少しは受け継ぐとも読み取れる。

まあスクリプト系も今や「持続的技術」となった感もあるので、既存のスクリプト系では無く、さらに『破壊的技術』が現れるかもしれないしね。

技術者としては、こういう技術の世代交代が面白くもあり、大変なところ。まあ、だからこそエンジニア業はおもしろい。


posted by purigen at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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